2008年04月09日
ロボトミーの効果
猟奇的なあのコににも勧めたいと思います。
1935年、ジョン・フルトンとカーライル・ヤコブセンがチンパンジーにおいて前頭葉切断を行ったところ性格が穏やかになったと報告したのを受け、同年ポルトガルの神経科医エガス・モニス(1874年 - 1955年)が、リスボン大学で外科医のアルメイダ・リマと組んで、初めてヒトにおいて前頭葉切裁術(前頭葉を脳のその他の部分から切り離す手術)を行った。その後、1936年9月14日ワシントンDCのジェームズ・ワシントン大学でもウォルター・フリーマン博士の手によって米国ではじめてロボトミー手術が激越性うつ病にかかっていた63歳の婦人におこなわれた。 世界各地で追試された。そのうちには成功例も含まれたが、特にうつ病の患者の6%は手術から生還することはなく、生還したとしても、しばしばてんかん発作、人格変化、無気力、抑制の欠如、衝動性などの重大かつ不可逆的な副作用が起こった。しかし、アメリカのW.フリーマンとJ.W.ワッツにより術式が“発展”されたこともあり、難治性の精神疾患患者に対して熱心に施術された。1949年にはモニスにノーベル生理学・医学賞が与えられ、1952年には教皇ピオ12世も容認発言をしたほどであった。しかしその後抗精神病薬が発明されたことと、ロボトミーの副作用の大きさとあいまって行われなくなった。また、エガス・モニスもロボトミー手術を行った患者に銃撃され重傷を負った。現在は精神疾患に対してロボトミーを行うことは禁止されている。
前頭葉切截術は、術式が異なるものも含め一般にロボトミーと呼ばれる。この言葉は、ギリシア語の「λοβός lobos=葉、この場合は前頭葉、τέμνω temno→tomy=切断」から作られた造語である。日本語での発音が似ている「ロボット」は、チェコ語のrobota(労働)という言葉から作られたとされ、語源が全く異なり関連性はない。
現在はロボトミーを含め、精神外科という治療法も用語もまったく否定されている。
近年、BMI(BCI)といった脳にチップを埋め込む研究が米国で行われているが、ロボトミーと同様に、外科的な人格操作問題を引き起こす可能性がある
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